1994 IRONMAN HAWAII
初ハワイ(Ironman Rocky)

 ついにたどりついた?ハワイ島はカイルアコナの地。

 観光でオアフ島に行ったことはあってもハワイ島ははじめて。
 とにかく聞くもの・見るもの皆珍しいし、アイアンマングッズはいっぱい売っているし、世界の有名・有力選手もたくさん出場しているし、とにかくてんこ盛りの道中。

 ツアーは今はなき「地球の旅」。このツアー会社は料金も安く、しっかりしていたので1997年までお世話になりました。
 そして宿泊はスタート&フィニッシュ至近の通称コナベイ(Uncle Billy's Kona Bay Hotel:まー安いコンドミニアムです)。
 同室は同じカテゴリの強豪鈴木さん。アリイドライブの角、コーナーにあるコンドの3階でした。
 このコンドミニアムは特別きれいとか設備がよいというわけでもありませんが、日本のツアーで予約できて、かつスタート&フィニッシュに近い、買い物食事の便がよく、料金も安いというメリットがあります。

 スタート地点のオフィシャルホテルである通称キンカメ(正式にはキングカメカメハ・コナビーチホテル)もよいのですが、キッチンがないため完全に外食しなければなりません。
 食材も安いし、レース前後の不規則な時間帯に外食するのも面倒なので、少しは自炊した方が自由度が高いのです。

 コナの町に到着してコンドミニアムにチェックインすると、とりあえず買い出しに。買い出しとはいっても珍しいグッズ(つまりアイアンマングッズ/土産)がたくさん目に付くわけで、最初から飛ばして ^^;) 見て回るコトに。
 スタート地点&レースオフィスがあるキンカメの1階にはオフィシャルスーベニアショップがあり、そこもチェックに。とくにTシャツ類のSサイズ(USAのSサイズなので、日本のM寸とほぼ同じ)がすぐ売り切れてしまうので、早めに行った方がよいとの助言のもと、トラベラーズチェックを握りしめての買い出し.....
 別に「アイアンマン・トライアスロン・ワールド・ショッピングツアー」に参加したワケじゃないんですが....

 また、アイアンマンパレードといって、各国の出場選手や有力選手がパレードをします。その終了地点でサイン会をやっています。
 たまたまオーストラリアのグレッグ・ウエルチ(←背格好は日本人的なんだけどとっても速い)がいたので、ポスターにサインをもらいました。

 気候は朝晩は涼しいものの、太陽が出ている間はかなりのムシ暑さ。それでもヤシの木陰に入るとすーとするのが不思議です。
 上の写真は、レンタカーのウィンドウに映った夕焼けです......

 ...と本題からずいぶんとズレてしまったのですが、とにかくレースのレポートを.....


 スイムはカイルアピア左横から、午前7時にスタート。
 ピアには少しだけ砂浜がありますが、すぐに岩場になります。
 スタート地点は浜からおよそ50mくらい沖の地点(足は着かない)から浮かんだ状態でスタートを待ちます(フローティングスタートという)。

 つまりピアと、50m先に浮かんでいる船の間にスタートフラッグロープが張られ、その真下がスタートラインになります。
 つまりスタートするまで立ち泳ぎで待っていなくちゃいけません。

 「まだいいや〜」 と岸に近いところでのほほんとしていたところ、突然「バンッ!」とキャノン砲の音が!
 「ありゃー、スタートしちゃったよ〜」 (T T)

 そう、スタートライン近くまで行く予定だったのに、ずっと手前でスタートが切られてしまったのです。目前には、すでに1000人以上が泳ぐ波しぶき。
 あきらめて、あわてて自分もイモ洗い状態の中に入ってスタート。

 初めてのウエットスーツ無しの3.9km、結構疲れるものです。
 特に折り返しの船までが長い.....
 まだかまだかと思いながら泳いで、ようやく船が見えてきてからも、船にたどりつくまでに結構距離があり、そこを折り返してようやくホットするのです。

 折り返し直後はキンカメを目標に、もっと近くなってきたら、ピアの上に設置されたゲータレードの大きなバルンを目標にもくもくと泳ぐだけ。
 とにかくもケツの方でなんとか3.9kmを泳ぎ切ることができました。しかし1時間20分も要してしまった........


 バックを受け取ってテントで着替え。バイクは普通の格好です。
バイクパンツと、コナのショップで買ったノースリーブのバイク用シャツに着替えてスタート。

 スタート直後のPalani Roadの急坂を登り切るとすぐハイウェイです(でもこの坂が苦しいのだ)。
 通称クイーンK(クイーン・カアヌハウハイウェイ)はゆるい追い風でスタート。
 快調にペダルを回し、空港を越え、ヒルトンのあるワイコロアビレッジに近くなってくると風向きが変わります。
 そう、有名なコナウインドが正面から吹き付けるようになり、頭を低くしてガマンの走りとなります。

 約50kmをすぎるとワイメアの分岐にさしかかります。コースは一般車両の乗り入れはできないのですが、山側のルートを回ってくるとこの分岐にくることができます。応援者が沢山いるところです。
 分岐を左折して坂を下り、折り返し地点であるハヴィに向かう道は、左手にきれいな海が見えるところですがアップダウンが連続します。
 おまけに行きは登り基調+コナウインド、結構キツイところです。

 しかしハヴィで折り返すと、ワイメアまでは下り基調・追い風の楽しい区間となり、一気にペダルを回します。

 しかしワイメア前の坂を上りきりハイウェイに戻ると.....やはり向かい風だったりするのです。

 復路のハイウェイは選手もバラけてしまいパラパラしかいません。
 右手に小さな双子山のような地形が見えてくると残り30km。
 だんだんケツが痛くなってくる頃です。

 空港をすぎ、ホノコハエハーバーを過ぎると、カイルアの街に戻ってきます。この頃、ハイウエイ上で先頭を走る選手数名とすれ違い、そのスピードにびっくり。
 自分はバイク残り10kmちょっと、むこうはランの14kmすぎ。

 アリイドライブを南下し、ケアホウの坂を上りきるともうすぐバイクフィニッシュ。トランジションのコナサーフめがけて坂を一気に下るとバイク終了!。


 ランニングはマイペースでスタート。

 まずコナサーフの駐車場内に設置されたトランジションを出て、イキナリ急坂を上ります。
 なんでわざわざこんな坂を...と思いますが、坂を上りきると右折して坂を下ります。
 数百メートルいくと道路がデッドエンドになっており、そこで最初の折り返し。
 そして再び坂を上ります。なんて
不条理なコースだ!

 坂を上りきりケアホウショッピングセンター前の交差点を左に折れるとアリイドライブに。
 ここはランとバイクが交差するところで、エイドも応援も多く、とっても楽しいところです。
 それでも比較的アップダウンがあり、体力は消耗していきます。
 宿泊しているコナベイの前を曲がり、さらにバイクスタートで登ったパラニ通りの急坂を登ってハイウエイに。

 男子トップのオーストラリアのグレッグ・ウエルチとすれ違い。彼が94年度の優勝者で、たまたまサインをもらっておいてよかった.....
 ほどなくザ・マンことデイブ・スコット(このとき40歳!)とすれ違います。この時点でこちらはランの15kmくらいなので、ゆうに2時間近くの差があることに。

 ハイウエイに入ると、暑さとゆるやかなアップダウンがじわじわと効いてきます。
 相変わらず溶岩と低木しかない単調なコース。
 それでもエイドが1マイル毎にあり、コーラ、ゲータレード、水、バナナなんでもありです。
 エイドのたびに帽子の中にクラッシュアイスを入れてもらい走り続けます。
 氷が溶けてタラ〜と冷水がしたたると実に気持ちがいいのです。

 そして2つ目の折り返しである通称エナジーラボ(Natural Energy Laboratory:地熱発電所)の前を通り越して少し崎のハイウエイ上でUターン。

 ようやくエナジーラボ内に入ります。
 ここも単調(超殺風景)で、暑さが特に厳しく感じられる場所。

 エナジーラボ奧の3つ目の折り返しをまわると、あとはカイルアの街に向かって戻るだけ。ひたすら来た道を戻ります。

 工業団地をすぎるとカイルアの街の入り口。
 応援が多くなります。
 「Good Job!」「Looking Good」「Almost there!」
 プログラムを見ながら名前を呼んでくれます。
 応援とボランティアの数には圧倒されます。

 パラニ通りを駆け下ります。じつはフィニッシュラインは目と鼻の先ですが、ダウンタウンをぐるりと回り込む必要があるのです。

 そしてようやくアリイドライブに。フィニッシュラインまで400m。

 アナウンサー(ノリはDJと言った方がよい)がフィニッシュするすべての選手の名前をコールしているのが聞こえます。

 そして何とか10時間48分を要して初めてのアイアンマンハワイを完走できたのでした。


 大会ではたいてい写真を売っています。
 地元の写真屋がフィニッシュだけでなく、ランやバイクのポイントで写真を撮影し、ライセンス販売することが多くみられます。

 もちろんハワイでもスイム上陸、バイク、ラン、そしてフィニッシュの写真を販売しています。
 レース翌日、バイクを引き取り時に販売されます。さてさて、自分のレースナンバーを言って写真を出してもらうと......... ありゃ、フィニッシュの写真がないじゃないですか。

 上のツアー会社の人が撮ってくれた(ボケボケ)写真が唯一ゴール前の写真です。

 せっかくの記念なので買おうと思ったのに。
 きっと
来年もういちど出直して来い、というコトなんだと納得して(?)、再度の出場を誓った(ホントか?)のでした.....


TOPページに戻る