2001 Ironman Hawaii

 BLOWN AWAY BY THE KONA WIND

 2001年、7回目の出場となるアイアンマン・ハワイ。

 ニュージーランドが3月の第一週。普通の人ならシーズンインする前にそのままオフに入り、そのまま5月末まで忙しくトレーニングからは遠ざかってしまった。
 そうこうしているうちに2人目の子供ができ、出産予定日が11月中旬。この年ハワイは、満月に一番近い土曜日である10月6日開催なので、カミさんが行くことができるか.........ギリギリのところだった。
 でもいっちゃたもんね〜 ^^;)
 (やっぱり出産1月前は、まー航空会社の方にイロイロあるようだけど、逆に対応がよかったりして...)

 おまけに、9月11日のテロの直後。
 まわりからも心配する声もあったが、逆に警備が厳しくなって安全だろうと判断することにした。
 海外旅行客、とくにアメリカ方面が激減してガラガラの成田空港から出発。

 たしかにチェックは厳しくなったものの、相対的に旅客が少ないのでガラガラの飛行機にのり、同じような時間にコナ空港に到着。

 子供の気をまぎらわせるために、DVD再生機能付きノートパソコンを持参。飛行機の中や、コンドミニアムで、幼児番組のDVDを見せる作戦をとった。NHKの幼児番組を録画したVIDEOも含めて、いったい何回見たことだろう...

 今回も相変わらずツアーではなく、コンドミニアムとレンタカー、飛行機(JAL悟空)を別々に手配しての個人旅行。

 コンドミニアムは昨年とおなじ、ロイヤルコナリゾートの隣にあるオーシャンフロントのハレ・コナ・カイ。
 ここはちょっと値段は高めだが($135/day)比較的ピアに近いというか、歩いていける距離にあるということ、完全なオーシャンフロント、温水プールがあるなどの利点もある。
 オーシャンフロントなので眺めは最高。
 ちょうど岩場に立っているが、きれいな海が眼前に広がる。
 ただし各部屋にオーナーがいて、バケーションレンタルの方式をとっているので、オーナー(=部屋)ごとに設備やインテリアなどが異なる、バイク(自転車)を上げてよいというオーナーが少ないのがタマニキズか。


 レース前、木曜のカーボパーティは、辺りが暗くなるころ、いつものようにポリネシアの踊りから始まった。

 うちのチビは大喜び。
 どーやらタイコのリズムが気に入ったようだ。

 しかし子供はすごい。あちこち、国籍を超えて子供達が集まってはしゃいでいた。言葉は関係ないのね〜
(って、まだ日本語もしゃべれないから関係ないのだろう...)

 いつもと違うことがあったとしたら、それは一点。

 NYのテロの犠牲者を追悼するため、各テーブルにロウソクが配られた。
 そして犠牲者の追悼と平和の祈りを込めて黙祷。
 会場全体がロウソクの灯につつまれた.......


 10月6日、午前5時

 子供をベビーカーにのせ、ちょっとゆっくり目にコンドミニアムを出発。
 ところがナンバリングが大混雑。名字の頭文字Sの列が長〜く伸びていて、ぜんぜん短くならない。なんとナンバリングを済ませるまでに1時間近く待たされた(オイ、なんとかならんのかっ!)

 ようやく、そしてややあわててバイクのチェックを済ませ、スタート準備ができた6時40分頃。もうすくスタートじゃ〜

 スイムエリアに入り、いつものように左側方に向かう。
 スタートの号砲とともに、少しずつ泳ぎ出す。
 泳ぎだして50mくらいしか行かないうちに、左目に海水が入ってくる。
 じつはガチャ目で、右目は0.2くらいしか視力がない。左目が見えないと、目が見えないのと同然.....
 途中立ち泳ぎをしてゴーグルを直す。
 しかし泳ぎ出すとまた水が入ってくる。これを繰り返すこと数回。
 あとでわかったが、ゴーグルのラバー部分に折れクセみたいなものがついていて、そこから水が進入したようだ.....(すぐに捨てた(笑))

 近くにあるブイだけはぼんやりと見えるが、遠くがわからず、どこを泳いでいるのかよくわからない。
 しかたなく、適当に見える範囲で人の後ろについて泳ぐだけ。
 折り返しの船までが長かったし、その後もまた長かった(爆)

 とにかくぼんやりと乳白色に濁った水の中を泳ぐのみ。こりゃー、かなりの好タイムが期待できるなっ、と思ったら案の定 ^^;)
 生涯ベストとなるであろう (T T) 1時間26分もかかってフィニッシュ....


 バイクにうつってもしばらくの間、左目がよく見えない。

 この年から、今までバイクフィニッシュ地点のコナサーフホテルが閉鎖になったためか、バイクコースが変更になった。
 ピアを出て、すぐに左折してオールドエアポート方向をまわりこみ、ハイウエイに。ハイウェイは右折し、パラニ通りを下りてスタート地点前を通過、クアキニ通りを南下して10kmほと行ったところでハイウェイに出るというルートになった。
 さいわいバイクスタート後に、比較的コンドミニアムの近くを通るため、応援しやすくなったようだ。


 ハイウェイにはいると、ほどなくして風が強くなってきた。前年よりも早いうちに向かい風になる。

 空港をすぎると、もう強い向かい風。
 こいでもこいでも進まない.....
 特に約50km地点のワイメアの分岐までがつらかった。
 昨年も風はつよかったが、横風がつよかった。一方、この年は純粋な ^^;)向かい風。
 
そして分岐をすぎ、ハビィに向かうロードが、これまた強風。それもハンパじゃない風。
 頭を下げて、ひたすらペダルを踏み回すだけ。
 自分の住んでいる千葉では台風のなか走らないかぎり、こんな風のなかで走ることはないだろう。

 ハビィの折り返し前にいくつかの登りがある。それがキツイ。
 ほとんどインナー×ローですすむ。
 そして何とかハビィで折り返し。

 そしてつかの間の追い風。下り。ここで何とか時間をかせぎたい。
 しかしワイメアが近くなるとふたたび向かい風に.....

 こんな風の中でもトッププロは時速30〜35km/hで走るのだからスゴイ。こっちは20〜26km/hくらいか?

 そうこうするうちに、ワイコロアのあたりで突然追い風に変わった。
 これさいわいと、ギアをアウター×ローにたたきこみ、こぎまくる。平地で50km/h以上、くだりで60kmは軽く超える追い風。
 逆にいえば往路はこの風を正面から受けて走ったのだ。

 しかし天国のような追い風もそれほど長くは続かなかった。
 30kmほど進むとだんだん風は弱くなり、結局向かい風に。わずか30〜40分の天国だった.....

 そして向かい風の中をガマン、ガマンして走る。150kmマークをすぎ、空港脇。もうちょっと
 左側に建物がみえてきて、右手のハーバーをすぎる。

 ようやくハイウェイを右折すると、すぐそこはバイクフィニッシュのオールドエアポート。
 以前のようにカイルアの街に戻ってからも10km以上残っていたのに比べて、精神的にはずいぶんと楽になった!


 過去最悪の6時間20分もバイクに乗っちゃった ^^;) ため、ゆっくりと着替えをすませ、ゆっくりとランスタート。
 コース説明文には、ランスタート後オールドエアポート周辺を走るとあったので、ぐるりと周回するのかと思いきや、なんと滑走路を往復1kmくらい往復するというつまらないコースだった。
 往復を終えてから、エアポートを出てピア方向にむかう。
 クアキニ通りを走り、アリイドライブに。
 ここからラン折り返しのブラックサンドビーチに向かう。
 すぐロイヤルコナリゾート先の登りとなり、そこでカミさんたちが応援してくれていた。
 まだ元気に手を振って先を目指す。

 このコースに変更になってから、ランコースの大部分は往復コースになったため、知人などともすれ違いがわかってマル。

 折り返し後、ふたたび応援ポイントを通過。ここでフィニッシュまでの予想(あとどれくらいか)を告げておく。これで約10km、ここからが本当のランのはじまりはじまり。

 バイクがキツかったせいでランもキツイ。
 パラニロードの急坂をゼーゼーと上りきり、ようやくハイウェイに。
 スイム・バイクとも過去最悪のタイムで通過しているので、ランくらいは..... と思うが、やっぱり走れない。
 ハイウェイに入ってからが長い(当たり前)。
 そしてエナジーラボに。ここも長い(当然!)
 そしてエナジーラボの折り返しをすぎ、ハイウェイに向かう。例年よりも40〜50分くらい遅れているせいで、だんだんあたりが薄暗くなってきてしまった。
 ハイウェイに戻ると、だいぶ涼しくなったこともあり、ようやく一定ペースで走れるようになった。
 あとは、カミさんに話した時間を大きく下回らなければいい....

 街が近くなると、応援が増えてくる。
 パラニロードを駆け下り、クアキニ通りをまわりこむ。
 そしてようやくアリイドライブに。

 前年と同じように子供を抱いてフィニッシュラインに向かおうとしたが、総合タイムとして1時間ちかく遅くなってしまったので(午後6時半頃)暗くてなかなか見つけられない。
 するとフェンスがはじまるところでカミさんと子供発見。
 子供を抱きかかえながらヨタヨタと走り、ようやくフィニッシュラインをまたいだ。

 11時間半もかかった、長い一日だった。


 この年もレストランにもいくつか行ったし、買い物もチョコチョコと(といっても免税店に行くワケではなし)

 アルコールを飲まない朝食・ランチだと、ウォルマートの上にあるデニーズがよかった。何がイイって景色がグッド。眼下にカイルアの街を見下ろせるのだ。買い物ついでにどうぞ........

ケアホウにて

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